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あかんべえ

Category : 本・雑誌 小説 .ま行 宮部 みゆき
あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)

あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)

物語の舞台は江戸・深川の料理屋「ふね屋」。
主人の太一郎はここで庖丁人でお客を集め料理で名を成そうとしていた。
しかし、困ったことに、この「ふね屋」という場所には五人の亡者が迷っていた。
そのことで、「ふね屋」は料理屋から曰く因縁付きのお化け屋敷になってしまった。

人々が亡者を恐れ遠ざけようとする理由。
それは、亡者の中に自分の影を見てしまうことが怖いからではないだろうか。
亡者というのは、その人の心の影がたまたま浮かび上がったものかもしれない。

「ふね屋」の船出が失敗におわり周囲の人々が頭を抱える中、
太一郎の娘のおりんにだけは亡者の姿が見えていた。
おりんは健気という言葉がぴったりの十二歳の女の子。
ごく普通の彼女にはなぜ亡者の姿が見えるのか。
そして、亡者はなぜ現世で彷徨っているのか。

すべての鍵を握るのは三十年前に起きた一つの事件。

あなたにもしも亡者が見えたなら。
それは、本当の自分を知り、見つめなおす時なのかもしれない。




ファンタジーとミステリと人情味が絶妙に溶け込んだ時代長篇です。
しかし、ミステリ色はほとんどないといっていいでしょう。
幽霊と聞くと、どうしても怖いような話を想像してしまうのですが、この物語に出てくるのは、お化けさん。
全然恐ろしい話ではなく、むしろ温かい物語でした。
氏の作品はまだちらほらとしか読んでませんが、いつも登場人物が魅力的だなと思います。
特に物語の中心となる人物の描写が非常に巧いので、ぐっと物語の中に引き込まれます。
今回もおりんとお化け達の交流を優しく、そしてすこし物悲しく描いていました。
舞台が料理屋ということで料理の描写も多く面白かったのですが、ちょっと長いのが唯一の難点でしょうか。

私的評価 ★★★★☆



「どうすれば、上手く三途の川を渡れるものなのかな」
「俺たちには何が足りないのだろう。何にこだわって、ここにいるのだろう」
「ご自分ではわからないのですか」
「それが・・・思い出せんのだ。どこかで失せ物をしているのに、どこで失くしたか、それがわからん」
「あたし、お手伝いしましょうか」





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現在社会人1年目。
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そんな私の日常や趣味をだらだらと書いています。
最近は映画の記事が多め。

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